続投か刷新か きょう審判 「保革」対「自公」深夜大勢判明 石垣市長選挙

㊧中山義隆氏㊨砥板芳行氏

任期満了に伴う石垣市長選はきょう27日投開票される。新人で市議の砥板芳行氏(52)、現職で4期目を目指す中山義隆氏(54)=自民、公明推薦=が一騎打ちの激戦を展開。現職の続投か、新人による市政刷新かを最大の焦点に、陸上自衛隊配備やゴルフ場建設問題などで活発な論戦が展開されてきた。開票は午後9時から市総合体育館サブアリーナで始まり、11時ごろには当落が判明する見通し。
選挙戦最終日の26日夕、両陣営はそれぞれ支持者を動員して打ち上げ式を開き、砥板氏は「一緒に新しい石垣市をつくっていこう」、中山氏は「石垣にもう一度笑顔を取り戻したい」と訴えた。
市選管によると、期日前投票者数は最終日が2358人で、6日間の合計は1万4753人となり、前回2018年市長選を830人上回った。19日現在の有権者数に占める割合は37・51%。
今選挙では、前回市長選に保守陣営を割って出馬した故・砂川利勝元県議の支持者と革新陣営がチームを組み、初の保革共闘体制を構築。市議会与党を離脱した保守系の砥板氏を擁立した。
中山氏は過去3回の市長選と同じ自公選挙協力体制に支えられ「自公対保革共闘」の構図で選挙戦が展開されてきた。
今選挙では争点が鮮明で、自衛隊配備計画を巡り、砥板氏は住民投票の実施を主張。中山氏は市長として住民投票は提案しないと明言した。ユニマットプレシャスが進めるゴルフ場付きリゾート施設建設計画に関しては、砥板氏が大幅見直し、中山氏が推進の姿勢を示している。
長期政権の是非や、新庁舎建設事業の評価でも両者が激しく応酬してきた。
砥板氏を支持する保革共闘体制は革新層がベースになっており、保守層の「引きはがし」がどこまで進むかが勝敗を分けそうだ。中山氏は、自公の堅固な組織票を生かした戦いを繰り広げた。
投票は市内21カ所の投票所で午前7時から午後8時まで(一部は午後7時まで)行われる。

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