厳しい選挙戦を突破 中山氏ら当選証書受け取る 石垣市

当選証書を受け取った(左から)伊良部、中山、大道氏=2日午前、市役所

 石垣市長選と市議補選の当選証書付与式が2日、市役所1階コミュニティルームで開かれ、市長選当選者の中山義隆氏(54)、市議補選当選者の大道夏代氏(53)、伊良部和摩氏(48)が市選挙管理委員会の山城ヒロ子委員長から当選証書を受け取った。中山氏は「島中に笑顔があふれるような石垣市づくりをしたい」と述べ、4期目の市政運営に改めて決意を示した。

 山城委員長は「厳しい選挙戦を突破し、見事に当選の栄冠を獲得した」と祝福。「コロナによる冷え切った経済の回復に向け、重要施策の推進に取り組み『日本一幸せあふれるまち石垣市』を目指してほしい」とエールを送った。
 中山氏は「公約のコロナ対策をしっかり行い、経済を回復させ、市民の日常を取り戻す。新庁舎で福祉向上、市民サービス向上にしっかり取り組みたい」と意気込んだ。
 大道氏は「市民の小さな声を聞き、どうしたらいいか考え、市政に上げたい」、伊良部氏は「経験を生かし、景気回復に重点を置いて頑張っていきたい」と抱負を語った。
 市議会の平良秀之議長は中山氏に「市長としてのリーダーシップに期待したい」、大道、伊良部氏に「議会に新しい風を吹かせて」と呼び掛けた。
 会場には3人の親族や支持者が詰め掛け、当選証書の付与に大きな拍手を送った。
 市議会3月定例会は7日開会予定で、中山市政に対し、伊良部氏は与党として支え、大道氏は野党として対峙する立場。中山氏は初日、新年度施政方針演説を行う。
 市長選は2月27日投開票され、中山氏が新人を下して4選を果たした。市議補選は2議席の欠員に対し大道、伊良部氏が立候補し、2氏の無投票当選が決まった。

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