石垣市議会(平良秀之議長)の3月定例会が7日開会し、初日は市当局が2022年度一般会計当初予算案や今年度の一般会計補正予算など41議案を提出した。補正予算案では、2月の市長選で4選を果たした中山義隆市長の公約である新入学児童生徒への支援金が盛り込まれた。金額は1人5万円。3月定例会の会期は28日までの22日間となった。
一般会計補正予算案は、既決予算の総額から2319万円を減額する内容。
中山市長4期目の公約である「児童生徒進学等支援金給付事業」には9494万円を計上した。
市こども家庭課によると、対象となるのは今春、小、中、高校に入学する児童生徒約1850人。
財源は「ふるさと納税」の寄付金でまかなう。
現在、詳細な制度設計を進めているが、3月分の児童手当を受給している家庭は申請不要で支援金を受け取れるようにする。
ほかに市が上程した議案は、緊急告知防災ラジオを希望する市民に安定的に配布する財源を確保する「緊急告知防災ラジオ普及促進基金条例」、消防施設の整備資金に充てる財源を確保する「消防施設整備基金条例」など。
星空学びの部屋指定管理者には八重山星の会(通事安夫代表理事)の指定を提案した。議案は3常任委員会に付託された。
人権擁護委員には元教員の吉浜徳子さんを推薦し、全会一致で同意した。
中山市長は14日に施政方針演説を行う。
常任委員会審査は9~11日と15~18日。一般質問は22日から4日間。