商品券18日から販売 経済効果7億8千万見込む 石垣市

プレミアム商品券の発行を発表する中山市長と市商工会の下地寛正副会長=8日午後、市役所

新型コロナウイルスで落ち込んだ島内経済の回復に役立てようと、石垣市は18日から「プレミアム付き商品券2022」の販売を開始する。市民が1万円で1万5000円分を購入できる2種類の「地域応援商品券」と、観光客も購入できる「観光応援商品券」「理容・美容商品券」の計4種類。市は商品券が完売した場合の経済効果を7億8600万円と見込む。
市がプレミアム付き商品券を発行するのは昨年に続き2回目。今回は新たに2種類の商品券が追加された。
地域応援商品券は前回と同じく、大型スーパーでも使用可能な「共通店型商品券」と、市内の個人店舗、中小企業店舗などで利用可能な「応援業種等商品券」がある。上限1万円で、2000円単位で分割購入できる。
2000円で購入した場合、500円分の両商品券が3枚ずつのセットになる。購入には市が各世帯に郵送する引換券が必要。
観光応援商品券は1万円で1000円分の15枚セットを購入でき、観光関連施設で使用できる。理容・美容消費券は2000円で1000円分の3枚セットを購入でき、理容・美容店で使用できる。
商品券の使用期間は18日から9月30日まで。6月1日からは追加販売期間となり、売れ残った商品券を再販売することから数に限りがあり、市は「5月31日までに購入してほしい」と呼び掛けている。
2月2日以降に石垣市に転入した世帯には引換券が届かないため、16日から市役所1階特設窓口で発行手続きをする。運転免許証など本人確認できる書類が必要。
世帯主が21年度住民税非課税者となる世帯、3歳未満の子を持つ子育て世帯、生活保護世帯は、特設窓口で引換券を返却することで、応援業種等商品券7500円分を無償で受け取れる。受け付けは18日から。
市商工会によると、商品券を利用できる登録店舗は2月末現在で約540店舗。内訳は小売店舗が38・4%と最多。飲食店30・6%、観光関連を除くサービス業12・5%と続く。9月30日まで随時、登録店を募集している。
商品券の販売店は次の通り。[地域応援商品券]▽サンエー石垣シティ2F衣料館レジ▽ドン・キホーテ石垣島店▽メイクマン石垣店▽マックスバリュ新川店、石垣店、平真店、やいま店▽大里売店▽星野共同売店[観光応援商品券・理容美容商品券]▽ショップ672(市役所1階売店)▽タウンパルやまだ

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