第19回石垣島マラソン(主催・石垣市、石垣市教育委員会、石垣市体育協会)が20日、石垣市中央運動公園を発着点にフル、24㌔、10㌔の3コースで行われ、フル男子は西川朋秀(21)=中城村=、フル女子は川崎望(43)=東京都=が共に初優勝を果たした。コロナ禍で2年ぶりの開催となり、大会には3コース合計で1477人が出場し、1439人が完走。完走率は97%だった。
621人が参加したフルでは、男子はハーフ付近で抜き出た西川が独走し、ペースを維持したまま1位で完走。同女子の川崎は15㌔付近でトップを譲るも、落ち着いた走りで20㌔付近で抜きさり、そのまま先頭でゴールテープを切った。
368人が参加した24㌔で男子は宮竹南央哉(19)=埼玉県=、女子は岡井ゆかり(55)=京都府=がそれぞれ初優勝。488人が参加した10㌔では3月に八重高を卒業した笹原でいご(18)=西表島浦内=が初出場で初優勝、女子は3年前の2大会ぶりに野口歩(26)=那覇市=が2回目の栄冠を勝ち取った。
石垣島気象台によると、石垣島のこの日の天気は晴れ時々曇りで、最高気温は25度。スタート前後の午前9時の気温は22・5度、湿度75%、東南東の風5・2㍍で少し暑さはあるが走りやすい気候だった。
沿道からはランナーを応援しようと太鼓や旗を持って声援を送り、エイドステーションでは地元の中学生や一般ボランティアが総出で献身的にランナーのケアを行った。
1月に予定されていた同大会は新型コロナウイルス感染拡大の影響で3月に延期となり、2303人のエントリーに対し、1477人が出場となった。ランナーにはPCR検査証明も義務付けられた。
大会のスターターは石垣市出身の具志堅用高さん(66)が務め、高らかに号砲を打ち鳴らした。完走者には完走記念メダルと完走証が贈られた。