30日午後6時ごろ、石垣市の登野城漁港周辺の航路で男性が漂流しているのを、近くを通りがかった漁船「みわ丸」の漁業者、宮島克典さん(50)=白保=が発見し、救助した。
宮島さんによると、漁船で登野城漁港に向かう途中、防波堤の上で3人ほどの人たちが手を振り、救いを求めているのに気付いた。周辺を探すと、若い男性が海中を流されていた。
宮島さんが男性を海から引き上げ、漁船に乗せて登野城漁港に運んだ。救急車が到着し、男性を搬送した。男性の意識ははっきりしており「泳いでいたら流された」という趣旨の話をしていたという。
宮島さんは「偶然通りがかって良かった。もう少し遅かったら暗くなり、見つけられなかったかも知れない」と話した。
八重山署は「漁港の近くで人が流されたという通報があったが、詳細は確認中」としている。