各島二分する激戦に 一騎打ちか、告示まで1週間 竹富町長選

 竹富町の海底送水管事業に絡む汚職で前町長が辞職したことに伴う町長選は、12日の告示まで1週間に迫った。元町職員の前泊正人氏(44)、町議の那根操氏(70)の新人2人による一騎打ちとなる公算。各島では2氏の支持者が入り乱れており、前哨戦から地域を二分する激戦の様相を呈している。3月29日の那根氏に続き、今月5日には前泊氏が政策を発表する予定で、今後、政策論争も活発化しそうだ。投票は17日、開票は18日。

 前泊氏は各島でのあいさつ回りを一通り終えたが、告示までに、さらに一巡を予定している。政治経験がなく、知名度不足が最大の課題だったが、選挙態勢の構築で先行しており、若者を中心に浸透が進んでいる。
 2日に小浜島で決起集会を開いた。6日には西表島のわいわいホールでも決起集会を開催する。
 那根氏は出馬表明が出遅れたが、現職町議としての高い知名度と豊富な人脈を背景に追い上げを図る。
 3日の事務所開きには西銘恒三郎沖縄担当相の次女、麻友子さんが父の応援メッセージを携えて駆け付けた。那根氏は出馬に際し自民党を離党したが、政治経験や地域活動で培った国政とのパイプをアピールする。
 那根氏を含む町議12人は6対6と真っ二つの状況だ。
 大票田の西表島では、東部で山下義雄氏が那根氏、大浜修氏、山盛力氏が前泊氏を支持している。
 西部の祖納地区は那根氏の地元だが、前泊氏の両親の出身地でもあり、両氏の地盤が競合。
 上原では仲里俊一氏が那根氏、渡久山康秀氏が前泊氏を支持している。
 公明党の三盛克美氏は党として前泊氏を支持する方向で、調整を進めている。
 川満栄長前町長は前泊氏の後援会長に就いた。
 竹富島は新田長男町議会議長が那根氏の選対本部長に就任するが、前商工会長の上勢頭保氏が川満前町長と共同で前泊氏の後援会長を務めている。
 小浜島は大久研一氏が前泊氏、上盛政秀氏が那根氏支持と分かれた。
 黒島は唯一の町議である宮良道子氏が前泊氏の支持を表明。一方で黒島は那根氏の兄・那根元元町長(81)の妻の出身地でもあり、那根氏が強固な地縁、血縁を持つ。
 波照間島は唯一の町議である加屋本真一氏が那根陣営。一方で父親が波照間島出身の石垣市議、前津究氏が前泊氏支持を打ち出し、島での選挙態勢構築を後方支援している。
 前津氏以外の石垣市議にも町長選に絡む動きがあり、那根陣営の事務所開きには保守系市議3人が参加した。

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