知事、重点措置適用も検討 「第7波に突入」 県内コロナ

記者会見する玉城知事=7日、県庁

県内の新型コロナウイルス感染拡大を受け、玉城デニー知事は7日、県庁で記者会見し「もはや第7波に突入したものと認識せざるを得ない」と表明した。オミクロン株の派生型「BA・2」への置き換わりが急速に進んでおり、全ての年代で感染者が増加傾向にある。このまま感染拡大が続く場合、県はまん延防止等重点措置の要請を含め、さらに強い措置を検討する。
記者会見に先立って開かれた対策本部会議では来週以降、時短要請や酒類の提供制限を事業者に求めることを想定し、対策を検討した。
玉城知事は記者会見で、県民に対し①施設に入所する高齢者との面会を控える②職場の歓送迎会の自粛③大学生の新入生歓迎コンパの自粛―を要請。
5月のゴールデンウイークに外出制限を求める可能性も示唆した。積極的なワクチン接種を求めた。
県内では「BA・2」の割合が4月第1週で前週比2倍の35・4%に達した。記者会見に同席した県参与の高山義浩医師は「置き換わりは加速度的に進む。現時点では6割から7割が『BA・2』になった可能性がある」と述べ、今後、感染がさらに急拡大する可能性を危惧した。
今後の感染状況によっては、再び病床が逼迫(ひっぱく)しかねない。高山医師は「第7波では既に約200人が入院している。第6波以上の流行を抑えるために県民の協力が必要」と訴えた。

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