中国船4隻が領海侵入 尖閣周辺、今年5日目

 第十一管区海上保安本部によると、12日午前9時45分ごろから、石垣市の尖閣諸島久場島の周辺領海に中国海警局の艦船4隻が相次いで侵入した。中国艦船が尖閣周辺で領海侵入したのは3月16日以来で、今年5日目。4隻は11時28分ごろから、相次いで領海外側の接続水域に出た。
 日本政府は外交ルートを通じ、中国に厳重抗議した。松野博一官房長官は同日の記者会見で、中国艦船の活動について「そもそも国際法違反。誠に遺憾であり、受け入れられない。極めて深刻に考えている」と述べた。
 4隻は「海警2102」「海警2302」「海警14603」と、機関砲らしきものを搭載した「海警2203」。接続水域で航行を続けており、海保の巡視船が再び領海に侵入しないよう警告している。

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