石垣島トライアスロン大会2022・第8回八重山郡トライアスロン大会(主催・同大会実行委員会)が17日、南ぬ浜(ぱいぬはま)町をスタート・フィニッシュ地点に開催された。1089人が出走し、940人が完走。完走率は86・3%だった。リレーには59チーム、177人が出走した。
総合男子は菊池朋明(33)=東京都=、総合女子では蔵本葵(33)=東京都=がともに初出場で初優勝を果たした。
スタート時の天気はくもり。石垣島気象台によると、午前8時時点の気温は21・5度、風速は北北東の風3㍍で、すごしやすい気候でのレースとなった。
今大会は、昨年に続き、新型コロナウイルス感染予防対策として開会式は行わず、大会名誉会長の中山義隆市長の号砲の後、ローリングスタートで開始。
シード権を得た35人が午前8時、南ぬ浜人工ビーチから海に飛び込み、1分後からは10秒ごとに10人の選手が順にスタートを切った。
総合男子では、シードで出走した菊池がバイクを2位で通過するも、3分1秒差で先頭を走っていた昨年2位の大畑亮介が途中棄権となり、1位に浮上。ランでは独走となり、2時間7分30秒で栄冠を勝ち取った。
総合女子では昨年までプロ選手として活躍し、プロ引退後、初の出場となった蔵本が独走し、女子総合2位の加来奈津子と3分8秒の差を付ける2時間20分4秒でゴールした。
スウィム・バイク・ランを1人ずつ走るリレーでは、海邦スポーツクラブ(高橋美帆・奥間知葉・山下陽裕)が2時間9分47秒の記録で初出場・初優勝を成し遂げた。
スイム1・5㌔を終えてすぐのサザンゲートブリッジ周辺やバイク40㌔の各沿道では、地域住民らが声援を贈った。市内には交通規制がかかり、路地にはボランティアスタッフが立って選手をサポートした。ラン10㌔は南ぬ浜町に戻り、ふ頭まで2往復するコースで行われた。
今大会でもコロナ対策として表彰式は行わなかった。