日本漁船にカメラ構える 中国船、尖閣周辺で執拗に追尾

「鶴丸」を追尾する中国海警局の艦船。船上にカメラのようなものを構える乗員の姿が見える。電光掲示板には「(尖閣諸島は)中国固有の領土」という文字が表示されている=9日、尖閣諸島周辺海域(仲間均市議提供)

 尖閣諸島周辺海域に出漁した漁船「鶴丸」が10日午後7時ごろ、石垣島に帰港した。尖閣周辺海域では、中国海警局の艦船2隻に30時間以上執拗に追尾されたが、海上保安庁の巡視船に警護され、乗組員3人は無事だった。乗船した仲間均市議は「政府は国を守る、領土を守るとはどういうことか、しっかり考えないといけない」と話した。
 仲間氏によると、「鶴丸」は8日夜、石垣島から出港し、尖閣周辺海域に向かったが、石垣島と尖閣諸島の中間地点付近で、既に中国海警局の「海警1302」「海警1401」が待ち構えており、9日午前3時半ごろから「鶴丸」の追尾を開始した。
 「鶴丸」は南小島周辺で場所を移動しながら操業したが、中国船2隻は「鶴丸」の追尾を続け、一時は40㍍ほどの距離まで接近。巡視船は7隻で「鶴丸」を警護し、中国船を阻止した。
 中国船の船上では「鶴丸」に向けてカメラを構えているような乗員の姿も確認された。
 「鶴丸」は10日朝まで操業を続け、石垣島に戻ったが、中国船2隻は石垣島と尖閣諸島の中間地点まで「鶴丸」を追い続けたという。
 「鶴丸」に乗船し、初めて尖閣諸島周辺海域に向かった門間一成さん(48)は「魚釣島は想像したより大きな島だった」と感想。「日本の国内なのに外国船がいるのは不自然だと感じた。海保のガードが固く、危険は感じなかった」と振り返った。
 仲間氏が尖閣周辺海域で漁をするのは約7カ月ぶり。中国船は前回の操業時に比べ「鶴丸」との距離を縮めてきたという。仲間氏は「政府が何もしないからではないか。領土を守ることは海保だけに任せていい問題ではない」と指摘した。
仲間氏は尖閣周辺から漁の様子をインターネットでライブ中継するため、近く再び出漁する予定。

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