【金波銀波】あまり話したくない人と…

 あまり話したくない人と出会ったときには、マスク姿でそそくさと通り過ぎる。顔の下半分を隠しているので、意外と気づかれない時もあって便利だったりする。マスクというのは、本質的に他人とのコミュニケーションを拒否する機能を持つと実感した◆コロナ禍に突入して2年間。どこに行ってもマスク姿の人ばかりだ。「そういえば、あの人はどんな顔をしていたっけ」と思うこともしばしば。たとえば今、誰か特定の人の顔を思い出してみればいい。きっとその顔はマスクに覆われているはずだ◆マスクは飛沫をカットする効果がある。新型コロナ感染防止に大事な役割を果たしているのは間違いない。今、沖縄は「第7波」の真っただ中。私たちはまだまだ、マスクを手放すことができそうもない◆だがマスク着用が長引けば長引くほど、人の顔が分からず、表情が分からないフラストレーションも募る。コロナ禍で進んだと言われる国民の孤立化は、マスクの存在が大きな要因かも◆政府は学校の体育の授業ではマスク着用の必要はないなどとする方針を打ち出した。夏はマスク着用より熱中症対策を優先する。マスク着用のあり方が少しずつ見直されてきた。コロナとの闘いは、他人との「素顔の付き合い」を取り戻す道のりでもある。

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