中国船、また日本漁船接近 尖閣周辺に2隻が侵入

 第十一管区海上保安本部によると21日午前4時10分ごろ、石垣市の尖閣諸島魚釣島南西で中国海警局の艦船「海警1302」「海警1401」の2隻が相次いで領海に侵入。周辺を航行する日本漁船1隻(9・7㌧)に近づこうとする動きを見せた。海保が漁船の周辺に巡視船を配置して中国艦船の接近を阻止し、漁業者の安全を確保している。中国艦船が尖閣周辺で領海侵入したのは19日以来で、今年12日目。
 漁船は3人乗りで、県内から出港したと見られる。21日午後3時現在、魚釣島の西南西約11㌔で操業しており、巡視船が周辺を航行する中国艦船に対し警戒を続けている。
 中国艦船2隻は18、19日にも領海侵入し、石垣島から出港した別の漁船を追尾していた。中国側には尖閣周辺で日本漁船の操業を妨害することで、自国の尖閣領有権を主張する狙いがあると見られる。
 領海外側の接続水域では「海警1102」と、機関砲らしきものを搭載した「海警1305」が航行している。尖閣周辺で中国艦船が確認されるのは67日連続。

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