第十一管区海上保安本部によると、石垣市の尖閣諸島周辺では23日、中国海警局の艦船「海警1302」「海警1401」2隻の領海侵入が連続3日目になった。2隻は周辺で操業している日本漁船(9・7㌧)を追っていると見られる。尖閣周辺での領海侵入は23日で今年14日目。
漁船は午後3時現在、南小島の南南西3㌔で操業しており、海保が巡視船を周辺に配置。中国艦船の接近を阻止している。
2隻は21日午前4時10分ごろ領海侵入し、漁船に接近しようとした。そのまま領海内で航行を続け、23日午後8時すぎ領海を出た。
領海外側にある接続水域では「海警1102」と、機関砲らしきものを搭載した「海警1401」が航行している。尖閣周辺で中国艦船が確認されるのは69日連続。