県は28日、玉城デニー知事が新型コロナウイルスのPCR検査で陽性となったと発表した。感染した親族の濃厚接触者になり、検査を受けていた。県議会は同日の本会議を延会することを決定した。
県によると、玉城知事はのどに違和感がある状態だという。26、27日は県議会対応などのため登庁しているが、マスク着用などの感染予防策を取っており、濃厚接触者に該当する職員はいない。
28日は知事公舎で待機。事務調整はリモートで対応し、現時点で職務代理者は配置していない。
玉城氏はワクチンを3回接種済み。27日に親族の感染が判明し、28日に検査を受けた。PCR検査で陽性だった場合、発症日から10日間経過し、症状軽快後72時間経過した場合は登庁可能とされる。このため登庁は7月8日以降になるという。
玉城知事は「県民の皆さまをはじめ、多くの方々に対し、ご心配とご迷惑をお掛けしたことを深くお詫び申し上げる。しっかりと療養し、1日も早く公務に復帰したい」とのコメントを出した。
県議会に出席していた知事三役や県幹部もPCR検査を受検し、結果待ちだという。