第33回日本最西端与那国島国際カジキ釣り大会(主催・与那国町)は1日から3日までの3日間、久部良漁港で行われ、最終日の3日は計7本の釣果となった。2日の4本と合わせ、合計11本のカジキが釣り上げられた。
トローリングの部は、チーム旗魚(勝丸・中島勝治船長)が2日目に2本釣り上げ、計256ポイントで初優勝を果たした。大物賞も同チームの田中昌和さん(67)=静岡県熱海市=が獲得、211㌔の巨大な個体を釣り上げた。
磯釣りの部は長濵絵里香さん(38)=与那国町比川=が34・3ポイントで初制覇。
親子釣りの部は、迎里家の皆さんが8・2ポイントで制した。
今回はカジキ釣りと併行し、老若男女が楽しめる様々なアトラクションが企画された。
恒例の与那国馬の乗馬体験をはじめ、潜水できる特殊な船に乗っての海底遺跡めぐりツアー、巨大ウォータースライダーなど多数の企画が登場。
また、サブイベントとしてアームレスリング大会、カラオケ大会などが行われ、盛り上がりを見せた。
最後は打ち上げ花火が多数、久部良の夜空に打ちあがり、復活した同大会の締めくくりを盛大に彩った。
感染症拡大防止の観点から、会場内での酒類の提供は行わなかったほか、飲食時以外のマスクの着用が求められた。
コロナ禍による2度の中止をはさみ、3年ぶりの開催となった今大会はトローリングの部に31チーム、磯釣りの部に29人がエントリー。
大会実行委員長の糸数健一町長は「与那国島は魚の宝庫。水産業と観光産業の振興のため、大会の復活に期待している」とあいさつした。
競技結果は次の通り(敬称略、順不同)。
【トローリングの部】
▽優勝・チーム旗魚=256▽準優勝・プラスワン=140▽3位・セブンシーズフィッシング=107
【磯釣りの部】
▽優勝・長濵絵里香=34・3▽準優勝・仲嶺成八=32・6▽3位・安次富徳太=25
【親子釣りの部】
迎里家=8・2