慰霊祭で犠牲者追悼 規模縮小、尖閣戦時遭難

導師が供養のお経をあげ、参列者が順に焼香した=3日、新川舟蔵の慰霊碑前

太平洋戦争末期の1945年7月3日、疎開船2隻が米軍の攻撃を受け、多数の犠牲者や遭難者を出した「尖閣列島戦時遭難事件」の慰霊祭(主催・難者遺族会)が3日午後、新川舟蔵の慰霊碑前で規模を縮小して執り行われ、遺族ら7人が参加した。
同事件は、戦争疎開で出航した第一千早丸と第五千早丸が、老人婦女子180人を連れて石垣港を出航。尖閣列島を航行中に米軍機の機銃攻撃を受け、第五千早丸は炎上沈没、第一千早丸は魚釣島に漂着し、多くの犠牲者と遭難者を出した。
魚釣島は遠隔地で慰霊を行うのは困難なことから2002年に新川舟蔵へ慰霊の碑が建立され、以降供養の慰霊祭が行われている。
参列した宮良芳明さん(73)=大川=は曾祖父の宮良當整さん、曾祖母のナリさんが遭難して栄養失調などで亡くなり、石碑に刻銘されているという。
同遺族会の次期会長を引き継ぐ予定で「遺族もどんどん少なくなり、慰霊祭を毎年続けていくことも厳しい状況ではあるが、歴代の会長の意向を踏まえて少しでも生かせるように運営して生きたい」と語った。
コロナ禍や遺族会の高齢化もあり、新役員は役員会の承認にて選任した。
新役員は次の皆さん。
▽会長=宮良芳明▽副会長=宮良正之▽事務局長=山根頼子▽業務企画長=大浜長剛▽会計=山根頼子▽理事=﨑山用一郎▽監査役=前野愛子▽相談役=仲島直、石垣正子(敬称略)

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