第十一管区海上保安本部によると、石垣市の尖閣諸島周辺海域では領海侵入していた中国海警局の艦船が8日までに領海を出た。連続した領海侵入時間は64時間17分で、2012年9月の尖閣国有化以降で最長を記録した。
中国海警局の艦船「海警1302」「海警1401」は尖閣周辺で操業する日本漁船に接近しようとする動きを見せたが、7日午後8時50分ごろ、領海から出た。
直後の8日午前2時20分ごろ、「海警1401」と、機関砲らしきものを搭載した「海警1305」が領海に侵入。周辺で操業する日本漁船に接近しようとする動きを見せた。中国艦船が尖閣周辺で領海侵入したのは4日連続で、今年18日目となった。
2隻は8日午前7時50分ごろ、領海から出た。午後3時現在、久場島と大正島周辺の接続水域では「海警1302」「海警1102」「海警1401」「海警1305」が航行している。尖閣周辺を中国船が航行するのは84日連続。