過去最多の368人 石垣321、竹富町39人感染 八重山の新型コロナ

 県は12日、八重山で新たに368人が新型コロナウイルスに感染した、と発表した。これまでの最多を大幅に上回り、感染拡大と医療の逼迫が懸念されている。石垣市が321人、県外2人で、竹富町は39人、与那国町は6人がそれぞれ同町と明らかにした。八重山の感染者は計10417人になった。

 新規感染者は10歳未満64人、10代40人、20代56人、30代64人、40代67人、50代37人、60代19人、70代11人、80代7人、90代3人。
 県立八重山病院には、29人(重症1人、中等症4人、軽症24人)が入院し、宿泊療養施設には27人が入所している。病床使用率は81・8%となっており、入院調整に支障が生じる水準とされる60%を大きく超えている。人口10万人当たりの新規感染者は2735・97人。
 県は11日から「コロナ感染拡大警報」を出しており、以下の感染防止対策を徹底することを呼びかけている。
 人が集まる場所では、マスクを着用する。換気をする▽友人の部屋など、狭い空間に長時間にわたり密集しない▽発熱、のどの痛み、せきなどの症状を認めるときは外出を自粛し、症状が現れた日から1週間は、重症化リスクの高い人に会わない▽重症化を防ぐため、ワクチンの積極的な接種をする。特に高齢者や基礎疾患を有する人は、早期の4回目接種をする。

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