今月スイスで初開催された「タイ古式マッサージ世界大会2022」に、石垣で「リラクゼーションサロン&スクールゆっくり」を運営する齋藤佑美さん(37)が日本代表として出場した。6月14、15日に茨城県で行われ、120人以上が参加した日本予選で実力が認められ、11人の日本代表枠に選出された。
タイ古式マッサージは2019年12月にユネスコの無形文化遺産に登録された。
「タイ古式マッサージ世界大会2022」は世界で初めてタイ政府に認められた大会。更なる認知度向上を図るため開催され、11カ国で予選が行われた。各国のファイナリストはスイスのチューリッヒで15、16日に行われた最終ラウンドに出場。世界一を競った。
齋藤さんは日本予選で「Thai Massage for Health」と呼ばれる一般的なタイマッサージの施術を60分披露する部門に出場。惜しくも優勝を逃したが、主催者推薦を勝ち取り世界大会に出場した。
齋藤さんは「スイスの世界大会は絶対に出場したかった。島内にはタイ古式マッサージ店が多い。石垣島を代表して世界に行くことで島をアピールしたかった」と振り返った。世界大会では各国の2位、3位と競う2回戦まで進んだ。出場を振り返り「タイ古式マッサージは相手と自分の心を通わせる。世界大会に出場した選手の技術を見て勉強になった。より深く学んでいきたい」と感想を述べた。
今後の展望については「世界で学んだ技術を糧にタイ古式マッサージの魅力を伝えたい」と話した。