8月23日告示、同28日投票の竹富町議選(定数12)まで約1カ月に迫り、現時点で現職8人、新人5人、前職1人、元職1人の15人が出馬の意向を示している。4月の町長選で誕生した前泊正人町政を支持する勢力が多数を確保し、安定的な町政運営を継続できるかが焦点。25日、立候補予定者対象の説明会が町役場で開かれ、13陣営が参加した。
立候補予定者を地域別に見ると、西表東部はいずれも与党側で、現職の大浜修氏(72)=南風見、山盛力氏(70)=同。
西部は与党側が新人で農業の大浜一将氏(33)=西表、自営業の崎枝裕次氏(40)=船浦、畜産業の前津芳生氏(54)=上原、現職の三盛克美氏(56)=同、野党側が町長選に出馬した前職の那根操氏(70)=西表、中立が元職の通事隆一氏(80)=同、現職の山下義雄氏(44)=西表。
現職の仲里俊一氏、渡久山康秀氏は勇退を表明した。
竹富島は新人で宿泊業の上勢頭巧氏(35)が出馬し、現職で議長の新田長男氏は勇退する。上勢頭氏は中立の立場。
小浜島は与党側が現職の大久研一氏(57)、中立が現職の上盛政秀氏(67)。
黒島は宮良道子氏(67)が中立の立場で出馬する。
波照間島は、共に中立を標ぼうする現職の加屋本真一氏(44)、新人で元町職員の東金嶺肇氏(61)。
竹富町議は各島の代表という性格が強く、立候補予定者は居住する島を拠点に、地縁、血縁を生かした集票活動を展開する。今選挙は町長選の流れを受け、現職以外に前泊町長の支持を表明する新人が3人立候補しており、町長支持派がどこまで勢力を伸ばすか注目される。
現職の任期満了は9月27日。