県は26日、新型コロナウイルスに感染した4人の死亡と、5622人の陽性を確認したと発表した。1日当たりの新規感染者数としては過去最多を更新した。沖縄本島の病床使用率は93・7%に上昇。県は24日から医療の「緊急フェーズ」を発動しており、県全域で通常医療が提供できない事態に陥っている。県内の死者は計507人、感染者は計33万3126人になった。
感染急拡大に歯止めが掛からず、医療現場は危機的状況。直近1週間の人口10万人当たり新規感染者数は2233人で2000人を超えた。全国と比較可能な前日時点では1993・31人で全国最悪。2位の福岡(1328・1人)を大きく上回っている。全国平均は872・17人。
医療従事者が感染者または濃厚接触者になったことに伴う休業は1187人で、6日連続1000人超となった。県全体の病床使用率は85・3%で、医療現場の病床不足や人員不足が深刻化している。
療養者数は3万7396人。死亡者は那覇市の80代女性3人と90代男性1人。
県は在沖縄米軍で105人が陽性だったことも公表し、感染者は計1万9020人になった。