尖閣列島戦時遭難者遺族会(慶田城用武会長)主催の慰霊祭が3日、石垣市新川の慰霊碑前で開かれ、参加した約40人が犠牲者の御霊に祈りを届けた。遺族会の玻名城健雄副会長は式辞で、「銃撃や爆弾がなくても飢餓という戦争があり、地獄があった」と語り、「平和の創造を日々のなかで実践することを御霊に誓う」とあいさつした。
八重山市町会会長の中山義隆市長は来賓あいさつで、「悲惨な戦争を二度と起こさないよう恒久平和を希求し、尖閣での歴史を風化させず後世に伝えることが犠牲になられた方の御霊に報いること」と述べた。また、各国の駐日大使を石垣市に招くプランを紹介し、「各国が平和に向けて連携できるような場を創出したい」と話した。
▼過去記事の全文は「新聞オンライン.com」で
八重山版 http://www.shimbun-online.com/latest/yaeyamanippo