第十一管区海上保安本部によると、7日午後1時45分ごろから、石垣市の尖閣諸島周辺領海に中国海警局の船2隻が侵入した。2隻はいったん領海から出たが、同日午後7時9分ごろから再び領海に侵入し、周辺を航行する日本漁船1隻に近づこうとする動きを見せた。2隻は8日午後6時8分ごろから、相次いで領海を出た。
中国海警局の艦船が尖閣周辺の領海に侵入するのは7月29日以来、2日連続で、今年21日目。
領海侵入した2隻は「海警2102」「海警2502」。漁船は尖閣周辺で操業し、海保が漁船の周辺に巡視船を配置。漁業者の安全を確保した。
尖閣周辺の接続水域では、領海侵入していた2隻と「海警2301」、機関砲らしきものを搭載した「海警2103」が航行している。中国艦船が尖閣周辺で航行するのは115日連続。