「同居家族で過ごして」 きょう旧盆入り、知事呼び掛け コロナ拡大防止で

記者会見で旧盆は同居家族のみで過ごすよう呼び掛ける玉城知事=9日、県庁

玉城デニー知事は9日、県庁で記者会見し、10日から始まる旧盆期間中は新型コロナウイルス感染拡大防止のため、同居家族のみで過ごすよう呼び掛けた。親族を迎える場合には、時間差や大人数での会食を控えるなどの感染対策を徹底することも求めた。

県は感染対策として▽大人数での会食は控える▽時間差を設け、短時間の滞在とするなど密にならない▽室内の換気や手指消毒などの感染対策の徹底▽高齢者や妊婦、基礎疾患がある人など重症化リスクの高い人と会うことは控える▽帰省する人は帰省前に検査を受け、陰性を確認し、体調不良時には帰省を延期するーことを挙げている。
玉城知事は最近の新規感染者の状況について「先行して流行が起こった離島では徐々に陽性者の減少がみられる。急速な感染拡大がようやくペースを落とし始めたとみられる」と分析。
繁華街や商業施設での人流減少が見られ、県民が不要不急の外出自粛に努めている効果があらわれているとの見方を示した。一方で「医療提供体制は逼迫(ひっぱく)しており、入院調整が困難な状況が続いている。引き続き感染拡大を防ぐための取り組みを続けていく必要がある」と強調した。

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