離島の前哨戦活発化 佐喜真、玉城氏が市内で遊説 知事選

 25日告示、9月11日投開票の知事選に向け、離島でも前哨戦が活発化してきた。19日には現職、玉城デニー氏(62)=立憲、共産、社民、れいわ推薦=、前宜野湾市長、佐喜真淳氏(58)=自民、公明推薦=が石垣入りし、街頭演説などで政策を訴えた。23日には前衆院議員、下地幹郎氏(61)が石垣入りし、街頭演説する予定。

 佐喜真氏はこの日午前石垣入りし、市内各地で遊説。午後5時過ぎには真栄里の給油所前でマイクを握った。「今の県政は市民が喜ぶような結果を残せたのか。私は島々の不利性を解消するため、県独自の支援策を進める」と訴えた。
 中山義隆市長、大浜一郎県議らも県政奪還を呼び掛けた。
 玉城氏はこの日午後、与那国町から石垣市に移動。午後6時過ぎ、真栄里の給油所前に立った。「誰一人取り残さない沖縄らしい社会の構築、安心安全で幸福が実感できる島への取り組み」などを争点に掲げた。
 次呂久成崇県議、革新系市議らも街頭で集結し、玉城氏と共に手を振った。
 真栄里の給油所前では当初、2氏が同じ時間に演説を予定していたため、直前に急きょ、両陣営で時間を調整するハプニングがあった。先に演説した佐喜真氏が去った直後、入れ替わるように玉城氏が到着した。
 知事選は初めて石垣市議選と同日に行われる。ダブル選挙に向け、石垣市で佐喜真氏を支持する保守系市議らは、佐喜真氏と自らの名前を並べた名刺をつくり、配布を始めた。玉城氏を支持する革新系市議らも事務所に玉城氏の政策チラシを置くなどの動きがある。下地氏を支持する保守系市議らも水面下で活動を活発化させている。
 市議の1人はダブル選挙について「相乗効果で市議選、知事選とも投票率はアップするだろう」と期待した。
 下地氏は23日夕、730交差点で街頭演説する。告示後は、玉城氏は9月1日夜に大川公民館、佐喜真氏は同2日夜に市民会館大ホールで個人演説会を予定している。

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