改選後初となる石垣市議会9月定例会が28日開会した。初日は議長選が無記名投票で行われ、新議長に公明党八重山連合支部長の平良秀之氏(48)が選出された。公明党から議長が出るのは初めて。副議長には自民党石垣市支部長の石垣亨氏(55)が決まった。議会勢力は中山義隆市長を支持する与党13、不支持の野党9で、採決に加わらない平良議長を除いても、与党が優位に立つ。
平良議長は取材に対し「議会は市民の負託をいただいた議員が地域の課題や福祉向上を議論する場。公正公平な議会運営を心がけ、品格ある議会を目指したい」と抱負を語った。平良氏は現在5期目。
議長選の結果は平良氏12票、仲間均氏10票。副議長選は石垣氏12票、長浜信夫氏9票、疑問票1票だった。
この日は最年長議員の新垣重雄氏(70)を仮議長として開会。議長選、副議長選のあと、常任委員会のメンバーを決定した。会期は17日までの20日間とした。一般質問は10日から4日間。
議事では、市当局から一般会計補正予算案や市立幼保連携型認定こども園条例など21議案が上程され、各常任委員会に付託された。
その他の人事では、県後期高齢者医療広域連合議会議員に箕底用一氏、八重山広域市町村圏事務組合議員に長浜氏、仲間氏、友寄永三氏、我喜屋隆次氏、市都市計画審議会委員に井上美智子氏、宮良操氏、石川勇作氏、石垣達也氏を選任した。