任期満了に伴う竹富町議選(定数12)が23日に告示される。14人が立候補を予定しており、少数激戦の様相だ。28日の投票日に向け5日間の選挙戦に突入。前泊正人町長が誕生してから初めての町議選。議会勢力の行方は今後4年間のまちづくりに大きな影響を与える。
町議会の現勢力は、与党6人、野党5人、欠員1人。町議選には現職8人、元職1人、新人5人の計14人が立候補を表明しており、2018年の前回町議選より1人少ない。
4月の町長選で誕生した前泊町長の支持を表明している予定候補者は8人で、他の6人は中立を標ぼうしている。
地域別では西表西部6人、西表東部2人、波照間2人、小浜2人、黒島1人、竹富1人。
激戦区となるのは6人が立候補を予定している西表西部で、現職2人、元職1人、新人3人の混戦模様となっている。
波照間では現職1人に対し、2人が出馬するため、波照間で2議席を獲得できるかが注目される。小浜島は現職2人、黒島は現職1人が引き続き町議選に挑む。西表島大原庁舎のあり方、島々の経済振興、物価高騰対策などが主な争点になりそうだ。町議選で中立が全員当選した場合は与党と同数になり、今後の案件によっては前泊町政が難しいかじ取りを迫られる可能性もある。
町選管によると、町内の有権者数は22日時点で3476人(男1780人、女1696人)。前回の投票率は86・64%だった。
期日前投票は24日~27日の午前8時半~午後8時、ユーグレナ石垣港離島ターミナル会議室で受け付ける。