任期満了に伴う与那国町議選(定数10)が23日告示され、定数と同じ10人(現職7人、新人3人)が立候補し、全員の無投票当選が決まった。糸数健一町長の与党は5人、野党は2人、中立は3人。議会では与党と野党・中立が5対5で同数となった。
当選が決まったのは、届け出順に現職の崎元俊男氏(57)=祖納、現職の大宜見浩利氏(65)=同、現職の与那原繁氏(60)=同、現職の與那覇英作氏(62)=同、現職の田里千代基氏(64)=同、新人の上原光秀氏(62)=祖納、現職の杉本英貴氏(61)=祖納、新人の阪口源太氏(45)=比川、現職の嵩西茂則氏(60)=比川、新人の上地常夫氏(58)=久部良の10人。
一方、現職の崎原敏功氏(69)=久部良が立候補を見送った。崎原氏は取材に対し、複数の理由があるとしつつ「仮に私が出馬し当選しても議会では多数派を形成できないので、今回は立候補しなかった」とした。
糸数町長への支持を表明しているのは、崎元氏、杉本氏、与那原氏、與那覇氏、上原氏の5人。不支持は嵩西氏、上地氏の2人。中立は田里氏、大宜見氏、阪口氏の3人。与那国町議選が無投票になるのは初めて。