5分野で平均以下 小中全国学力・学習状況調査結果 校長研修会で市教委

 石垣市教育委員会(﨑山晃教育長)が30日午後、市役所で開催した本年度第3回石垣市立小中学校校長研修会で報告した、4月実施の全国学力・学習状況調査の結果によると、石垣市が全6分野のうち5分野で全国、県内とも平均を下回ったことが分かった。

 同学力調査は、全国的な児童生徒の学力や学習状況を把握・分析し、教育施策の成果と課題を検証、学校現場の学習環境を改善するために実施されている。
 今回は4月19日に小学6年生と中学3年生の国語、算数(数学)、理科の計6分野が実施された。調査は児童・生徒が問題に解答する形で行われ、30日に正答率などを全国や県内と比較した結果が報告された。
 小学6年の国語平均正答率は石垣市61%、県内63%、全国65・6%。算数は石垣市57%、県内59%、全国63・2%。理科は石垣市57%、県内61%、全国63・3%。中学3年は石垣市63%、県内64%、全国69%。数学は石垣市36%、県内42%、全国51・4%。理科は石垣市44%、県内44%、全国49・3%。
 市教委は小学6年の3教科と中学3年の国語と理科については、概ね全国水準と評価。
 ただ、中学3年の数学は全国、県内と市内では大きな差があり、正答率が30%未満だった生徒数も前回(昨年度30・6%)から今回(今年度49・8%)で大幅に増加した。市教委は数学の成績について、全体的な底上げが必要と判断。小中学校が連携し指導を強化すべきと指摘した。
 また自身の自己肯定感を調査する質問では、小学6年と中学3年ともに前年度と比較して肯定的に回答した割合が増加した。

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