27日に執り行われる安倍晋三元首相の国葬に合わせ、八重山では3市町がいずれも半旗を掲揚する方針であることが22日、八重山日報社の取材で分かった。
石垣市の中山義隆市長は「半旗は弔意を示すためだ。市役所は国葬に合わせて半旗を掲げる。当然であり、特別なことではない」と指摘した。
竹富町は町役場で半旗を掲揚する。前泊正人町長は「国葬に賛成や反対ということではなく、安倍氏には一人の首相として国のために頑張っていただいたので、弔意を表したい」と述べた。
与那国町の糸数健一町長は「安倍氏は日本、世界の宝のような存在だった。存命であれば、ウクライナや中国、台湾間の問題でも、平和的解決に向けたリーダーシップを発揮したのではなないか。しっかり追悼すべきだ」と強調した。
玉城デニー知事は「県としては既に弔意を示した」として、県庁では改めて半旗を掲揚しない方針を示している。