石垣島フラフェスティバル(主催・同実行委員会)のフラステージが1日午後、川平の石垣シーサイドホテルで始まった。フラステージは2日間で全国から33団体、350人の参加を予定している。同イベントは3年ぶりに有観客で行われ、フラの様子はユーチューブでライブ配信された。
フラステージは午後2時から石垣市の姉妹都市であるカウアイ郡からクム・フラトロイのオープニングフラでスタート。1日目は日没までに54組がフラを披露した。
プログラムでは、光扇会宇根佳代子八重山舞踊稽古道場による「豊穣の舞」「安里屋節」の芸能披露もあり、出演者全員による「安里屋ユンタ」では、それぞれのチームがこの日のためにオリジナルの振り付けを考え、それぞれの思いを込めて踊った。
実行委員長の中山義隆石垣市長は「石垣島が誇る美しい海・山・風景の中でフラを踊りたいという方に全国から集まっていただいた。継続していくことでさらに大きな楽しめるイベントにしていきたい」とあいさつした。
大会に初めて参加したという神奈川県大和市のスタジオ・オルオルナーホークーの星マリ子代表は「後ろを見ると海が目に入り、風も心地よくハワイで踊っているようだった。(歓迎してくれた)皆さん温かくとてもうれしい。素晴らしさを帰ったらみんなにも伝えたい」と笑顔を見せた。
全5回すべて出場しているという石垣島のプアナケアロハの高野由美子さん(60)は夫の大輔さん(46)と夫婦で出場し、「フラの方たちと心開いて話しているうちに本当にフラをしていて良かったと思えた。石垣でなければ伝えられない魅力や引き寄せられて集まっていると思うと、石垣島にいる素晴らしさを再確認することができた」とうれしそうだった。
参加者全員で踊った安里屋ユンタについては「幸せ過ぎる気持ち。たくさんの人が来てくれ、郷土芸能の方とも踊れたことは時空を超えて踊れたようで感無量」と喜んだ。
2日のフラステージは舟蔵公園で午後3時から行われる。午後6時からはクム・フラトロイ&ミセスハワイ、金城弘美&きいやま商店によるスペシャルステージイベントも行われる。