1日午前3時15分ごろから、尖閣諸島(石垣市登野城尖閣)周辺の領海に中国海警局の船2隻が相次いで侵入し、いずれも同日午後2時10分ごろから領海外側の接続水域に出た。中国当局の船が尖閣周辺で領海侵入したのは9月28日以来で、今年28日目。
第十一管区海上保安本部(那覇)によると、2隻は「海警2301」「海警2502」。2隻は日本漁船1隻(乗員2人)の動きに合わせ侵入した。海保が漁船周囲に巡視船を配備し、領海から出るよう警告。2隻は漁船に続いて接続水域に出たという。
接続水域では1日午後3時現在、4隻の航行も確認した。4隻は機関砲らしきものを搭載した「海警2203」、「海警2302」「海警2502」「海警2301」。接続水域を含め、尖閣周辺で中国船が確認されるのは17日連続となった。