水産庁は2日午後、八重山漁業協同組合(上原亀一会長)2階会議室で太平洋クロマグロの漁業規制について説明会を開き、漁業者や関係者ら約40人が参加した。
同庁は1日から資源回復が必要な太平洋クロマグロの沿岸漁業への規制を強化。30㌔以上の大型魚に都道府県別の枠を設定するなどした。
水産庁資源管理部漁業調整課の中村真弥氏は「国際会議で日本での漁獲枠は定められている」と理解を求め「収入安定の救済措置として95%の収入補填などもある。海洋生物資源保存のためにも取り組みについて理解してほしい」と呼び掛けた。
参加者は「中小漁業者の命を奪う」「巻き網漁の規制が甘すぎる」「弱い者いじめ」などと批判し、怒りをあらわにした。
八重山漁業協同組合、県漁業協同組合連合会などは6日、農林水産省に規制見直しを求める要請活動を行う予定。