政権支援の前副市長初当選 宜野湾市長選

 前職の県知事選立候補に伴う宜野湾市長選が30日投開票され、安倍政権を支援する佐喜真淳前市長の後継として立候補した前副市長松川正則氏(65)=自民、公明、維新、希望推薦=が2万6214票を獲得し、、市中心部にある米軍普天間飛行場の名護市辺野古移設に反対する県高校PTA連合会前会長仲西春雅氏(57)=立民、国民、共産、社民、自由、沖縄社大推薦=を破り、初当選した。5266票差だった。投票率は64.26%。
 市長選は、同日選となった知事選と同様、辺野古移設を争点に、無所属新人2氏による一騎打ちの構図だった。
 松川氏は、普天間飛行場の早期返還を求める一方で、辺野古移設の是非については言及を避け、前市政の継承や発展を訴えた。仲西氏は普天間の即時閉鎖を求めながら、辺野古移設反対を明言したが、及ばなかった。
 「世界一危険な米軍基地」とされる普天間飛行場は、隣接する宜野湾市立普天間第二小に昨年12月、米軍ヘリコプターの窓が落下するなどトラブルが続いている。

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