５日から開催されている「第58回石垣島まつり２０２２」（主催・同実行委員会）のメインイベント、市民大パレードが６日、新川小学校から７３０交差点まで行われた。19団体が参加し、当初の予定を上回る約１５００人がコースを練り歩きながら、演奏や踊り、創作ダンスなど、魅力溢れるパフォーマンスを披露した。３年ぶりのパレードを一目見ようと、沿道には市民や観光客らが大勢集まった。まつりには２日間で延べ１万６０００人（主催者発表）が来場した。
実行委員長の中山義隆石垣市長は出発式で「コロナ禍を吹き飛ばし、元気を取り戻す。八重山の経済を元に戻していく節目にしたい。最後まで石垣島まつりを楽しんで」と呼び掛けた。
石垣市議会の我喜屋隆次議長の発声でガンバロー三唱し、ボーイスカウト石垣第一団が「石垣島まつり」の横断幕を掲げ先頭を行進。市内小学校の鼓笛隊や石垣第二中学校の旗頭、石垣市婦人連合会、11地区の公民館の旗頭隊などが続き、勇壮な旗頭を曇天に突き上げ、観客を惹きつけた。
トリは創作エイサーを踊った琉球國祭り太鼓が飾った。
新栄公園のステージでは午後５時から「うたの日コンサート」が開演し、石垣市市民吹奏楽団、石垣女声コーラスあかようら、カーサムジカ、大工哲弘ｗｉｔｈ苗子が盛り上げた。最後に石垣島出身のＢＥＧＩＮが登場し、ステージのボルテージは最高潮。「涙そうそう」「島人ぬ宝」、など10曲を披露し、ブラジルのサンバのようなリズムの「マルシャ」に合わせて９曲をメドレーした。
フィナーレでは計40発の打ち上げ花火が来場者の顔と夜空を照らした。