「防災拠点」で火災想定 市と消防、新庁舎で初の訓練

避難訓練をする職員ら=11日、石垣市役所

 2022年度秋季火災予防運動総合演習が11日夕、石垣市役所で行われた。市職員の自衛消防隊と石垣市消防本部との総合演習は新庁舎の開庁以来初めて。訓練は1階から火災が発生し、負傷者が複数人いることを想定し、避難計画に沿って実施した。

 市役所内では訓練開始後、管内にサイレンが鳴り、各部署は手順の通り避難を開始。消防本部は119番通報の出動要請を受け、現場に急行。消火活動を引き継いた。はしご車1台、ポンプ車2台、救急車2台も出動した。
 避難先の駐車場では傷病者の状況によって治療の優先順位の決定を行うためのトリアージも設けられた。
 訓練終了後、石垣市消防本部の新城剛署長は「市役所は防災拠点の要となる重要な施設。災害から人命を施設の安全を守るために職員の果たす役割はとても重要。日ごろから意識を高めより実践的な訓練を重ねて事業所の模範となってもらいたい」と講評。
 自衛消防隊隊長の中山義隆市長は「いざという時も落ち着いて行動ができるように日頃から自身の避難経路を確認することを心掛けてほしい。市民がいる時も適切に誘導し、自分自身も逃げることに取り組んでほしい」と呼び掛けた。

関連記事

八重山日報公式 X(Twitter)

ユーグレナ シルバー人材センター たびらいレンタカー ecovillage アイン薬局 ひとし眼科 嶺井第一病院 とみやま耳鼻咽喉科 ヒデ整形クリニック
ページ上部へ戻る