中国船、尖閣周辺の領海出る 12日連続航行

 第十一管区海上保安本部によると、石垣市の尖閣諸島周辺で領海侵入した中国海警局の艦船「海警1102」「海警1302」の2隻は13日午後4時40分ごろ、大正島周辺の領海から接続水域に出た。中国艦船の領海侵入は2日連続で今年31日目。
 この2隻を含む4隻は14日も接続水域を航行している。中国艦船が尖閣周辺を航行するのは12日連続。
 領海侵入した2隻は周辺で操業する日本漁船に接近しようとする動きを見せたが、海保が漁船の周辺に巡視船を配備し、漁業者の安全を確保した。漁船には2人が乗船。中国艦船2隻は漁船の動きに合わせて領海外に出た。
 14日午後3時現在、尖閣周辺の接続水域を航行しているのは2隻のほか「海警1103」と、機関砲らしきものを搭載した「海警1304」。

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