県議補選石垣市区は9月30日投開票され、自民新人で株式会社石垣エスエスグループ社長の大浜一郎氏(56)=公明、維新推薦=が1万3943票を獲得、無所属新人の前石垣市議、崎枝純夫氏(63)、農業生産法人有限会社ゆいまーる牧場会長の金城利憲氏(63)を破り、初当選を果たした。県議会で保革が1議席ずつ分け合う構図が維持された。
大浜氏は自民、公明、維新の選挙協力体制を基軸に、組織力を生かした選挙戦を展開。知事選の佐喜真淳陣営とのセットで、相乗効果を生かして支持を拡大した。
佐喜真氏と連携し、住民の生活向上を最優先の政策に掲げた。陸上自衛隊配備計画は容認、米軍普天間飛行場の辺野古移設は、司法の判断を注視する考えを示した。
崎枝氏は革新系市議として活動した実績や知名度をバネに支持拡大を図ったが、知事選の玉城デニー陣営とのセットにできなかったこともあり、運動の盛り上がりが低調だった。金城氏も支持が広がらなかった。