外交ルートで退去要求 中国船、最大級「砲」搭載で 尖閣周辺

 石垣市の尖閣諸島周辺で、過去最大級の76㍉砲を搭載した中国海警局艦船が接続水域に入ったと報じられた問題で、松野博一官房長官は16日「外交ルートを通じて接続水域から直ちに立ち去るよう、領海に入ることがないよう、中国側に強く申し入れた」と述べた。
 同日の記者会見で日本政府の対応を問われた松野氏は「接続水域内の航行や、領海侵入などの活動が相次いでいることは極めて深刻に考えている」と強調。引き続き緊張感を持って周辺の警戒監視に万全を尽くすとともに、中国側に対しては冷静かつ毅然と対応する考えを示した。
 中国艦船が搭載している機関砲らしきものの詳細に関しては「(日本の)情報収集能力が明らかになる恐れがあり、答えは差し控える」とした。
 第十一管区海上保安本部によると、尖閣諸島周辺の接続水域では中国海警局の艦船4隻が航行しており、このうち「海警2204」が機関砲らしき武器を装備している。

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