中国船、漁船追い侵入 最大級の機関砲搭載も 尖閣周辺

 第十一管区海上保安本部によると、25日午前2時半ごろから午前10時ごろにかけ、石垣市の尖閣諸島周辺で中国海警局の艦船4隻が相次いで領海侵入した。このうち1隻は、尖閣周辺で過去最大の76㍉機関砲を搭載していると見られる「海警2204」で、今回が初の領海侵入となった。尖閣周辺で中国艦船が領海侵入するのは今年に入って32日目、26件目。
 午前2時半ごろに侵入したのは「海警2301」「海警2502」の2隻で、南小島の南東約22㌔を航行していた日本漁船1隻に近づこうとする動きを見せた。
 漁船には3人が乗船。海保の巡視船が中国艦船を日本漁船に近づけないよう警戒し、漁業者の安全を確保した。
 漁船は24日夕、仲間均石垣市議らを乗せ石垣島を出港した「鶴丸」と見られる。
 午前10時ごろには「海警2102」「海警2204」も大正島周辺の領海に侵入した。4隻は午後1時過ぎまでに領海を出た。午後3時現在「海警2102」「海警2204」が領海外側の接続水域にとどまっている。尖閣周辺で中国艦船が航行するのは23日連続。

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