当確の一報が会場に届くと、力強くガッツポーズした。大浜一郎氏(56)は、支援者に深く頭を下げて厚い支援に感謝。「責任の重さを感じている。八重山の人々から頂いた支援を忘れない。ブレることなく粉骨砕身の努力で仕事をしていく」と述べると、割れんばかりの拍手を浴びた。
大浜氏は午後8時35分ごろ、妻・るみ子さんと会場入り。席に付いて午後9時の開票作業を待った。
午後9時過ぎ、石垣ケーブルテレビが当確を発表すると、会場は拍手と歓声、指笛が鳴り響き、全員で当選を喜んだ。大浜氏は支持者らと固い握手を交わし、支援に感謝した。
選対本部長の中山義隆市長は「八重山に新しい政治の柱が立ち上がった」、後援会長の池間義則氏は「八重山郡民のために頑張ってもらおう」、自民党石垣市支部長の石垣亨氏は「我々の選択は間違っていなかった。県政で働いてもらおう」とエール。最後は全員で万歳三唱し、県議誕生を喜んだ。
大浜氏は取材に対し、「離島振興なくして沖縄の振興はないというテーマがある。具現化するためにはシステムを作り、予算を付けていくことが大事。一括交付金がある中で芽出しをする」と改めて離島振興を決意。「新しい計画には離島振興を組み込む。それが私の大きな使命だ」と強調した。
6年前の県議選では涙を飲んだ。大浜氏は「今は必ず期待に応えられる」と力を込めた。