中国船2隻が領海侵入 尖閣周辺で日本漁船追う

 第十一管区海上保安本部によると、22日午前9時34分ごろ、石垣市の尖閣諸島周辺で中国海警局の艦船2隻が領海侵入し、大正島周辺で操業している日本漁船1隻に近づこうとする動きを見せた。中国艦船の領海侵入は2日連続で、今年に入り28件、34日目。日本漁船への接近は11月25日以来、今年に入って11件目。
 領海侵入したのは「海警2301」「海警2502」。午後3時現在、領海内にとどまり、漁船周辺で航行を続けている。
 漁船には漁業者2人が乗船。海保が漁船周辺に巡視船を配置し、中国艦船を接近させないよう警戒している。
 これとは別に、魚釣島周辺の接続水域では「海警2102」と、機関砲らしきものを搭載した「海警2103」が航行している。尖閣周辺で中国艦船が航行するのは4日連続。

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