「感染の勢い弱まらず」 年末年始の対策徹底要請 玉城知事

 玉城デニー知事は27日、県庁で記者会見し、年末年始に向けて新型コロナウイルス感染対策の徹底を呼び掛けた。「感染の勢いが弱まっておらず、増加傾向が続いている」と説明。「病床使用率が30%を超えている。医療への負荷が徐々に高まり、施設内で療養している高齢者も増加している」と懸念を示した。

 県の警戒レベルは現在、レベル2(感染拡大初期)。過去2年間、年末年始に感染拡大が見られたことから、医療関係者は懸念を強めている。新型コロナとインフルエンザが同時流行する可能性もある。
 玉城知事は「年末年始に向けて忘年会、新年会など若者が集まる機会が増えると予想される。県内ではことし1月に急激な感染拡大を経験している」と注意喚起。
 その上で「多くの人が集まる会食は特に感染リスクが高まる。参加予定の皆さんは参加前から体調管理を十分に行うとともに、事前に検査での陰性確認を徹底してほしい。会食や友人との交流は大人数長時間の集まりを控え、屋内や会話をする場面ではマスク着用をお願いしたい」と求めた。
 このほか▽発熱や喉の痛み、せきなどの症状がある場合の外出や会食を控える▽風邪の症状がある場合には1週間程度は重症化リスクの高い高齢者、妊婦と会うのを控える▽年末年始は休診の医療機関も多いことから、救急医療を守るため、軽症や検査目的での受診を控える▽軽症の場合は抗原検査キットを活用し、市販薬で自宅療養する▽県外や国外からの来訪者は十分な体調管理をする―ことを呼び掛けた。

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