石垣市に10億円寄附 ふるさと納税で実業家

石垣市は11日、小売業大手の㈱ファムデザインで代表取締役を務める実業家・近藤広幸氏(47)が、ふるさと納税として市に10億円を寄附したと発表した。
市によると、個人、企業からの寄附としては過去最高額。一昨年、昨年度のふるさと納税の単年度合計額はそれぞれ約3億9900万円、約5億7500万円で、今回の寄附は大幅に上回った。
近藤氏は「八重山諸島の自然保護、島の活性化は今や私の夢となった。守るべきものを守り、心地よい発展のための活動の輪を広げていきたい」と強調。
市が芸術、文化などの発展拠点となるよう「今後も寄附以上の貢献を目指す」と語った。
中山義隆市長は「市の持続可能な産業や観光へ活用させていただく」と感謝した。
近藤氏は1975年、茨城県生まれ。ファッション、美容など様々な業界で事業を展開し、国内12社、海外9社を擁するマッシュグループの創業者兼代表取締役として活躍している。

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