創作太鼓集団・琉球國祭り太鼓の八重山支部結成30周年を記念した特別公演「ばがーしんか かふーぬ うどぅい」が15日夜、石垣市民会館大ホールで開催された。支部に所属する現役メンバーだけでなく、元メンバーであるOB・OG、ジュニア(中学生以下)など約80人が出演し、ダイナミックに演舞。会場は拍手に包まれた。
八重山支部は1992年に初めての離島支部として結成された。当時の八重山地域には、エイサー文化が一部の地域でしかなく、創作エイサーを演舞する団体もなかった。支部結成後は活動を広げ、OB・OG会も結成。既に3世代が同支部関係者という家族もおり、着実に地元に根ざした団体として各種イベント会場で精力的に演舞を披露している。
30年の活動を、地元に感謝する目的で開催された今回の公演では、BEGINやHYといった沖縄を代表する音楽グループの曲に合わせ、創作エイサーを演舞。石垣出身の音楽家・池田真作さん、児童フラチーム「メケアロハ プメハメ」が友情出演し共にステージを盛り上げた。
土井聡美支部長は「昨年に(結成)30年を迎えることができたのは、地域の皆様や多くの方の支えがあったからだ」と述べ、感謝。「恩返しができるよう気持ちを込めて演舞したい」と話した。