島の子ども応援まつり実行委員会(喜納正雄実行委員長)は25日午前、石垣市役所に中山義隆市長を訪ね、部活動で島外に出る児童生徒の派遣費補助を拡大するよう求めた。費用造成を目的にした「島の子ども応援まつり」を5月28日に開催予定であることも報告した。
石垣市の学校に通い、部活動で活躍した児童生徒が県内外の大会に派遣される場合、費用は高額になる。運動部の場合、大会の形式によっては毎週末に空路移動と宿泊を繰り返す場合もある。文化部の場合、楽器などの輸送費が移動費とは別にかかり、搭乗する航空便を分けるケースや、全国大会で活躍できる実力があっても移動費などが高額であるため出場を見送ることも。
喜納委員長は「離島であるが故のハンディだ。保護者の経済的な負担軽減と児童生徒の経験の場を奪うことがないよう国や県に支援を要請し市が実施する派遣費用の補助事業を拡大してほしい」と要望。
中山市長は「県からも支援を出して頂きたい。小中学校に関しては全く出てない。市も支援する。新年度予算などでできるか、財政当局と相談する」と応じた。
応援まつりは5月28日に新栄公園で開催予定。各部活動の父母会が運営を行い、郷土芸能部やマーチング部、カラーガードなどが参加したステージイベントも予定する。
5月28日は日本青年会議所(JC)の地区大会が市民会館で行われ、島外から多くの関係者が来島を予定する。実行委では、応援まつり会場にJC関係者が多く来島することを期待。派遣費用の造成拡大を図る。