公益社団法人石垣市シルバー人材センターの設立30周年記念式典が26日午前、市内ホテルで開かれた。継続発注の企業や個人に感謝状が贈られ、15年以上就業している会員などが表彰され、今後のさらなる発展を誓った。

石垣市シルバー人材センターは１９９２年９月に県内７カ所目のシルバー人材センターとして設立。就業を通して高齢者が健康で生きがいのある生活の実現と地域社会における福祉の向上・活性化に貢献してきた。２０２１年度は会員３８５人、受注契約額は１億５５４４万円余と実績を上げている。
式典で大松安元理事長は「加速化する超高齢化社会において、働く意欲のある高齢者がこれまで培った能力や経験を生かし、年齢に関わりなく活躍し続けることができる生涯現役社会を実現することが求められている。シルバー人材センターの存在意義がますます重要になっている」と強調。「今後は会員拡大を図り、地域に役立つ、地域に信頼されるシルバー人材センターのさらなる発展を目指して参りたい」と式辞を述べた。
来賓あいさつで中山義隆石垣市長は「生きがいは生活の質の向上と関係があるとされ、生きがいを持つことは健康面や精神面に効果がある。シルバー人材センターは生きがいやつながりを見つける絶好の場所。会員の皆様にはこれまで培ってきた技術や知識、経験等を大いに活用し、会員拡大になお一層お力添えをいただきたい」と願った。
そのほか、石垣市議会の我喜屋隆次議長、沖縄県シルバー人材センター連合の翁長聡会長もあいさつした。
受賞者を代表して湖城義宜さんは「シルバー会員は仲良く、生きがいを持って頑張っている。これを励みに仕事ができる場所、元気で仕事ができる喜びをかみしめながらこれからも頑張っていきたい」と抱負を語った。
表彰者は次の皆さん。
〈感謝状（15年以上の継続発注によりセンター事業の発展に買献をした企業及び個人）〉
▽企業（15社）＝南海山桃林寺、八重山漁業協同組合、株式会社石垣エスエスグループ、株式会社塩谷商店、株式会社琉球ホテルリゾート八重山、ブルーマリン石垣、医療法人緑の会いしがき太陽の里、石垣鋼材株式会社、石川硝子店、株式会社八重山エンジニアリング、博愛医院、民宿青ぞら荘、丸尾建設株式会社、与那原宅建商事、特別養護老人ホームなごみの里
▽個人（13人）＝豊川敏彦、内藤健二、伊原和子、仲皿枝美子、石川典男、平安山香代子、大底隆一、早川始、南風原英和、亀川安孝、宮良用英、真地米子、黒島健
〈会員表彰（15年以上就業している者）25人〉
▽仲間清典、佐和田正秀、砂川健次、松本静枝、内間仁栄、城間トヨ子、新川照子、登野原カズ子、次呂久功、大仲康文、白玉米子、赤嶺時子、伊舎堂美佐子、嘉手苅ヨシ、湖城義宜、大城弘、橋本宏、下地勝、神谷恵子、譜久島武、小浜ハツ、東川平初子、平良金徳、濱野琴次、大浜岩大
〈役員表　（３期役員として６年センター事業の発展に買献した者）５人〉
▽下地勝、平地明美、辻野信行、名嘉地長昭、中川榮治
〈特別表影（多年にわたりセンター事業の発展に貢献した者）〉
▽前事務局長・古謝昌徳