1日午前9時40分ごろ、環境省石垣自然保護官事務所が石垣市崎枝の県道脇で、けがを負ったカンムリワシを保護した。交通事故に遭ったと見られ、同事務所は「これから3月末にかけて交通事故が多発することが予想される」と注意を呼び掛けている。
カンムリワシは成鳥のオスで、動物病院で診察した結果、左翼の上腕骨付近が骨折していた。
左足に「7」と書かれたイエローのカラーリングを装着しており、2020年5月に衰弱が原因で保護され、6月に放鳥された「とうこ」という愛称の個体であることが判明した。
カンムリワシの交通事故件数は22年が石垣島10件(死亡7件)、西表島6件(同5件)、今年は2日時点で石垣島2件(同1件)、西表島ゼロとなっている。