八重山商工高校(仲山久美子校長)の1団体5個人が沖縄県児童生徒等表彰を受け、同校が8日、記者会見した。表彰されたのは、機械工作部(山根禮斗部長)、粟盛大雅君(3年)、吉見賢人君(同)、吉田龍ノ介君(同)、宮良なの花さん(同)、宮良知弥さん(同)。
県児童生徒等表彰は、教育や部活動で顕著な成績を収めたり、他の模範になると評価された児童生徒に県教育委員会が贈る。表彰式は7日、那覇市で行われた。
機械工作部は昨年11月に行われた第26回スターリングテクノラリーで全国制覇を成し遂げた。同大会はスターリングエンジンを積んだ器機の性能とアイディアを競う競技会。機械工作部はMクラスと呼ばれる部門で金賞に輝いた。
山根君は大会を振り返り「宙返りクラスでは優勝できなかった。後輩たちは良い結果を残してほしい」と期待。自身は県外メーカーへの就職が決まっているため「社会人の1人として努力していきたい」と夢を膨らませた。
粟盛君、吉見君、吉田君の3人は共にサッカー部で活躍。昨年度の県新人大会で準優勝、今年の全国大会県予選で第3位に輝いた。また、全員が第1種電気工事士の資格を取得。島外に本社を持つ企業への就職も決定している。
粟盛君は「4月から社会人として就職する。(企業の)研修を受けて新しい環境に慣れていきたい」、吉見君は「(就職を前に)今から卒業までに準備をして頑張りたい」、吉田君は「東京でも活躍できるよう頑張りたい」と、それぞれ抱負を述べた。なの花さん、知弥さんの2人は中国語検定に合格し全国大会で好成績を収めた。県外大学への進学や国外留学が決定している。
なの花さんは「進路先では何事にも挑戦したい」、知弥さんは「進学しても努力を継続し頑張りたい」と力を込めた。